ステムを逆付けしてポジションを変更する

ステムを交換する事でハンドルまでの距離と高さが変わり、乗車姿勢も大きく変わります

では、新しいステムを選ぶ時の決め手は何でしょう?

デザイン・価格・突き出しの長さ・アングル(角度)など、選択に迷うと思います。

ステム表記に用いられる各部の名称です。

アングルは「6度」「15度」と表示している場合と、「96度」「105度」と表示されている場合があります。
突き出しの長さはステムの全長ではなく、コラムクランプの中心からハンドルバークランプの中心までです。
ステムのアングルが6度しかなくても、フレームのヘッドアングル(HA)が71度なら、 路面に対してステムの角度は25度になります。

ですから突き出しの長さだけではなく、ステムアングル・ヘッドアングルの影響を 考慮した上でステム選びをすれば失敗しないと思います。

これはステムを上下逆に取り付けた場合の角度変化の様子です。
マイナス6度なので前下がりになったように見えますが、 実際は路面に対してプラス13度上向きです。

次に、アングルが15度のステムを逆組みした場合を見て下さい。
上下逆組みによる角度の変化が大きくなっています。

ヘッドアングルが71度のフレームに、アングル15度のステムを逆組みすると ステムが路面に対し、ほぼ水平になる事が分かります。

ステムの突き出しが 70o →90o →100o と長くなるほど、ハンドルバーの高低差が大きくなります。
アングルの多きいステムを逆組み(無いと思いますが…)した場合、 ステムがかなり前下がり状態になります。

それでは、コラムスペーサーを外して(抜いて)ステムを下げた場合はどのくらい変化があるのでしょう?
コラムスペーサーを外してハンドル位置を下げるのが一般的だと思います。

こちらは単純に外したコラムスペーサーの分だけステムが下がります。

ただし位置が下がっただけではなく、ステムを逆付けした場合と同様にヘッドアングルの影響で前方にも移動するので、ハンドルバーの位置は”低く遠く”なります。

それぞれの変化の様子を重ねてみました。
このような画像を作った理由は、ポジションが変わったのは体感できるのですが、実際にどのくらい変化しているのか確認したかったからです。

現在はコラムに10mmのスペーサーを3個付けているのですが、ステムを逆付けした時と、10mmスペーサーを3個抜いた時のハンドルバーの高さがほぼ同じになっているのが分かります。

高さが同じなら”逆付け”にするか”スペーサー3個抜き”のどちらを選ぶのかは好みだと思います。

個人的にはステム上のスペーサーは嫌いなんですけど、スペーサーを全部抜いた状態でコラムをカットしてしまうと後悔すると思います。

コラムを切り詰めるのは簡単ですが、伸ばす事は非常に困難です。 コラムを新品に交換する事は可能なんですが、業者に依頼せずに自分で交換するなら、油圧プレス等を所有している工場関係者でなければ無理だと思います。

なので今回は、ステムを逆付けして前傾ポジションを得ようと思います。

頻繁にハンドルの高さを変更する方や、自分に合ったポジションを探したい方にお薦めなのがアジャスタブルステムです。 アーレンキー1本で簡単にアングルを変更出来る便利なステムです。

その中でも”アングル+高さ”を簡単に変更・調整を可能にした COBRA(コブラ)可変ステム は特筆物です。

これは一見の価値ありだと思います(^^)^°

透過分度器

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このサイトで使用している分度器の画像です。

こちらは 「神戸教育情報ネットワーク」プロジェクター投影用分度器 より ダウンロードさせて頂きました。 現場の先生のアイデアをもとに製作された、教材用のデジタルコンテンツが多数公開されております。プロジェクター投影用ものさしも便利です。)

分度器は近所の百円ショップでも簡単に購入できる物なんですが、パソコンに保存しておくと重宝すると思います(^^)

このページでは、グラフィックソフト(Photo Impact)で透明度を調整して使用しております。
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こちらがGIF画像の背景透過版です。
上の画像を右クリック→名前を付けて保存しておけば、グラフィックソフトで背景画像に重ねて分度器を使用できます。


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